
私は農業の経験が全く無かったので、野菜は、虫に全部食べられたり、いろいろな病気にかかったり、雨でタネや苗が流されたり、本当に大変でした。
無農薬有機栽培を決断して農業を始めたのですが、最初の頃は、少しぐらい農薬を使ってもいいのではという気持ちが起こりました。
しかし、自分の目標は、自然にも環境にも、また人間の健康にも良い農業を確立すること。
また、それを多くの人にお伝えし、安全で健康な食べ物を作ること。
ですから、どんな被害が出ても勉強だと思い農薬の散布は一切しませんでした。
その結果、2004年にオーガニック農園の認可も取れ、現在は有用微生物が多い肥沃な土壌へと変わり、病虫害も少なく美味しい野菜が栽培できるようになってきました。
私が経験した最も大切なことは、本当に健康な野菜を栽培すれば、虫も食べないし、病気にもならないということです。
そして驚いたことに、虫は不健康な野菜を食べてくれるのです。化学肥料や農薬、完熟していない肥料を使用している農場では、間違いなく病気や虫害が増えます。
そして、農薬を使い続けなければなりません。野菜に虫がついたり、病気になるのは、その野菜を正しく育てていませんよ、何かが足りませんよ、化学物質がたくさん含まれている野菜を食べたらいけませんよ。というメッセージだったのです。
2006年、ハーモニーライフ農園は、タイ国農業省からオーガニック農園のタイ国のモデル農場に指定されました。
食の安全が求められる現在、もう一度食の原点である農業の大切さをすべての人々に考え直していただきたいと考えます。
なぜなら人間の健康も、すべての生物と自然環境を守ることも、正しい農業があって初めて可能になるのです。

PROFILE
| 1981年 | 東海大学海洋学部卒業後からオーストラリア マーシーホスピタルに勤務 |
|---|---|
| 1984年 | 帰国後(株)日本健康増進研究会勤務 |
| 1991年 | 同社台湾勤務 |
| 1994年 | 同社タイ国現地法人社長として赴任。 |
| 1998年 | タイ国の大臣を以前勤められ国連平和賞を受賞されたMichai Viravaidya 氏が運営するPopulation Community Development Association ( PDA )と一緒に、貧困な農村地域の地域活性のため、無農薬有機でモロヘイヤを栽培、商品化しをするプロジェクトを開始。現在はタイ国内のスーパー、レストラン、また日本、香港でも販売され、月産20万食以上にまで成長。 |
| 1999年 | 退職後、タイ国にHarmony Life International Co., Ltd. 及び無農薬有機栽培農園のHarmony Life Farmを設立。同社社長として現在に至る。 |
| タイ国王の貧困な農場地域にため池を200ヶ所作るプロジェクトに貢献。退職金の全額を寄付。これにより、1万2千以上の人々が農業用水を得、生活できるようになる。2000年タイ国政府総理府より、特別表彰を受ける。 | |
| 2005年 | 有用微生物を使用した抗酸化酵素及び抗酸化酵素飲料の研究開発を開始、2007年より販売。 |
| 2007年 | 環境浄化石鹸として抗酸化酵素使用の洗剤、石鹸の製造を開始。 |
| 現在 | タイ国内の各地、インド、日本でオーガニック農法の指導、及び、食の安全、環境問題の改善に取り組む。 |











